みらいへの想い

100人100通りの悩みに応えたい。
その思いから生まれた「ももたろう」
オーダーメイド在宅サービス「ももたろう」は、医療、介護、生活支援を24時間365日サポートする自費サービスです。このサービスを立ち上げた背景には、私自身の現場での経験があります。私はこれまで、理学療法士として整形外科と訪問看護ステーションでリハビリを行ってきました。
私を頼ってくれるなら、どんな些細なことでも力になりたいとケアにあたっていましたが、そこには1つの壁がありました。それは、制度の壁です。リハビリ以外の支援が必要でも、リハビリ以外は業務範囲外になってしまい、「できないです」「申し訳ありません」と伝えなければならない場面が何度もありました。100人いれば、抱える悩みも100通りあります。それらに、もっと柔軟に応えられるようになりたい。そんな思いから、「ももたろう」は生まれました。
「ももたろう」だから実現できた、外出の願い
数々のお困りごとに寄り添ってきたなかで特に印象深かったのは、24時間医療的ケアが必要な利用者が家族行事に参加できたことです。「外出を手伝ってほしい」という、ご家族からのお問い合わせがきっかけでした。利用者は施設に入居しており、高頻度の吸引が必要なため24時間の管理が欠かせませんでした。なんとしてでもご要望に応えたい一心で、施設の介護士や看護師・医師たちと話し合いを重ね、協力体制の構築を行いました。その結果、普段は参加できない家族行事に参加することができました。制度内であれば難しいご要望にも応えられたのは、柔軟に対応できる自費サービスだからこそ。「ももたろう」を始めてよかったと強く感じました。
専門知識と豊富な経験で、地域を支える
「ももたろう」のチームワーク
「ももたろう」は、お問い合わせいただいた後、対応可能なスタッフが伺い、日常のお困りごとから、医療や介護といった専門的な対応まで柔軟にサポートします。北九州市を中心に約80名の登録スタッフがおり、半数が看護資格を持つ登録看護師、他にも介護福祉士、理学療法士、作業療法士など専門職が揃っています。さらに、家事代行などの経験を活かした見守り隊も在籍。登録スタッフは、生活の充実のために副業として登録する方もいれば、ライフプランの変化や子育て・年齢などを理由に一時的に現場から離れているものの、社会との接点を持つために登録している方もいます。勤務可能な時間を聞いたうえで利用者とマッチングを行うため、一人ひとりの生活スタイルに合った自由な働き方が叶う勤務体制になっています。
一方で利用者は、医療的ケアが必要な子どもから90歳を超えるご高齢の方まで、幅広い年代にわたります。「ももたろう」の最大の強みは、利用者一人ひとりのお悩みに合わせたオーダーメイドなサポートができること。看護師の資格を持ったスタッフが看護業務を行い、さらに洗濯や食器洗いなどの生活支援を行うといった横断的なサポートが叶います。加えて「ももたろう」では、有料でスタッフ指名制度も導入しています。慣れ親しんだスタッフに継続して依頼することや、同性のスタッフの支援を受けることも可能です。
人が人を支える。その想いが「ももたろう」の原動力
今後、介護人材不足が加速し、ロボットやICT、AIなどテクノロジーが発展していきます。ですが、人を救うのは人だと私は考えます。頼られたら応えたい、困っている人がいたら助けたい。そんなふうに思えるのは、感情を持つ人だから。頼ってもらえたら全力で助けること、それが僕の原動力です。「ももたろう」というサービス名は、誰かを頼ることにハードルを感じる方でも気軽に声をかけていただけるように、という願いがあります。“最高のなかまが伺います”をキャッチフレーズに、高齢化先進都市である北九州市を拠点に、どんなお困りごとにも「ももたろう」が退治します。
今後は認知度を上げ、より多くの方に使っていただくために広げていくことが目標です。個人でのお問い合わせはもちろんのこと、最近では有料老人ホームや高齢者住宅とも契約し、サービスを展開しています。「ももたろう」は、利用者のニーズに応えられるだけでなく、登録スタッフにとっては働き方に融通が利くサービスです。利用者もスタッフも、そして地域にとっても三方良しの輪を広げていきたいと思っています。